・タイトル
哲学

⇨人生観の方の意味です。
・読むきっかけ
リベ大おすすめ書籍で紹介されていたのと、あまり内面を語るイメージのない芸人さん2人がどんな本を書くのか気になったから。
・もくじ
本書はたくさんのテーマについて語られています。
気になったテーマを3つ取り上げます。
芸人になったきっかけ
お金について
結婚、家族について
・それぞれの内容
芸人になったきっかけ
島田紳助「島田洋七(B&B)の漫才を見て弟子入り」
→紳助竜介を結成してブレイク
松本人志「紳助の漫才を見て芸人に憧れる」
→ダウンタウン結成
紳助は人気絶頂の最中、ダウンタウンの芸が客にウケるのを見て引退を決意した。
お金について
島田紳助「人はお金を持って死ねる。使い切ってしまうといつ死ぬかわからないから。」
「自分の知っている社長は稼いでいるのに全然使わなくて、でも出すべきと思ったらポンとお金をだす。それがカッコイイ。」
その人にとってお金は成功の証、トロフィーのようなもの。
松本人志「物欲が全然ない。人間が欲しいものは自分には買えないものだと思う。」
働いた量に対してお金を貰い過ぎて恐縮という気持ちがあって、寄付をしている。
僕らがやっている”笑い”そのものが世間への寄付という横柄な気持ちもある。
結婚、家族について
島田紳助「僕ら夫婦は僕がレーサーで、嫁がメカニックだった。」
「一度本気で妻から離婚を切り出された。僕が資産の半分を将来も渡すという条件を提示したが、妻は一銭も受け取らず自分の力で人生を歩んでみたいと言った。
金銭面の条件が折り合わず離婚はしなかった。」
「自分が稼げたのは妻の活躍があるから。 走る前の馬に投資した馬主のように配当を将来に渡って受け取る権利があると今も思う。」
松本人志「結婚はしたいと思ったことがない。理想の女は、まだ出会ってない女だろう。」
「自分の性生活をあけすけに話している。結婚するとみんな『一切遊んでません』という顔になる。あれが腹立つ!」
⇨この本が出た後に結婚されているようです。理想の相手に出会えたんでしょうか。
・おすすめポイント
2人の成功したベースにある価値観が深く知れて良い刺激になりました。
紳助さんがダウンタウンの芸を見て引退したのに、松本さんは紳助さんとお笑いで勝負したいと思ってるの、最高に痺れました。
共感できない意見もありましたが、そこも含めて2人の男として、芸人としての人物像が深く描かれています。
・感想
この本に載ってる芸人のネタを調べて観ました。
ネタのテンポの速さは
やすしきよし<ダウンタウン<紳助竜介<B&B(島田洋七)で、
ネタの面白さは正直あんまり、、今見ると薄味で笑えなかったです。
B&Bのネタはテンポで現代でも笑えました。
これは昔の笑いが下手だったという意味じゃなくて、
当時の40年近く前からネタが洗練され続けた結果
現代の漫才は笑いがギュッと凝縮されているんだと思います。
そう考えると漫才を進化させた先人達には感謝の極みです🤗
(自分がシュールとか早口なネタが好きなのも多分にあります)
